消える血糖記録を残す|Guruko · 第09回 / 全10回

Guruko で過去の日付へジャンプして振り返る

執筆 Remosia Co., Ltd 公開 2026-08-01 読了 約5分

この記事の要点

  • 日付を選ぶか、記録に書いた言葉で検索すれば、目的の日へ直接飛べる。指で遡る必要はない。
  • 検索の対象は記録に書いたメモだけ。血糖の値や日付そのものでは探せない。
  • 探せるのは貯め始めた日より後だけ。統計と AGP の期間指定は、終了日が「昨日」までになる。

FreeStyle Libre の血糖を Guruko に貯めていて、過去の特定の日を開きたい方へ向けた記事です。

前回は、手作業を続けるか道具に任せるかの判断を扱いました。道具に任せて数か月ぶんが貯まると、今度は別の問題が出てきます。目的の日を、探せません。

たとえば、こんな場面です。

連休が明けた最初の診察で、「連休中はどうでしたか」と聞かれる。

その場でグラフを開いて、指で遡り始める。3日、5日、1週間。スクロールしているうちに、いま画面に出ているのが何日なのか分からなくなる。目的の日を通り過ぎたのか、まだ届いていないのかも判断できない。

結局「まあ、いつもより食べました」と答えて終わる。

遠くの一点へ、まっすぐ届く様子

日付を選ぶか、記録に書いた言葉で探せば、その日に直接飛べます。 指で遡る必要はありません。

この記事では、目的の日を開くところまでを扱います。操作は1分ほどです。

始める前に

3つ揃っていれば使えます。

  • iOS 17 以降の iPhone
  • LibreLinkUp の共有設定が済んでいること(このシリーズの記事02で扱いました)
  • 探したい日が、貯め始めた日より後であること

3つ目が重要です。Guruko が受け取れるのは接続した時点から先の血糖なので、それより前の日は存在しません。「先月から使い始めて、去年の同じ月を見たい」は、残念ながらできません。

画面のどこに何があるか

まずトレンドの画面です。

Guruko のトレンド画面。上部に現在値とセンサーの残り日数、その下に期間の切り替え、中央に血糖のグラフと記録のマークが並んでいる

画面の数値は説明用のサンプルです。実在の測定値ではありません。

上から順に、現在値、センサーの経過日数、期間の切り替え(3時間から月まで)、そしてグラフです。

期間切り替えの右にある虫めがねのボタンが、今回使う入口です。

手順

1. 虫めがねを開く。

検索シート。上にキーワード入力欄、下に日付を選ぶカレンダーが並んでいる

入口が2つあります。上が言葉で探す欄、下が日付を選ぶカレンダーです。日付が分かっているならカレンダーを、「あの日」としか覚えていないなら言葉を使います。

2. 言葉で探す。

記録に書いたメモを検索できます。記事05で扱った記録の粒度どおりに食事の内容を短く書いておくと、ここで効いてきます。

キーワード欄に「ラーメン」と入力した状態

3. ヒットへ移動する。

検索結果。「ラーメン」1/34件と表示され、グラフが該当日へ移動し、ヒットした記録が黄色く強調されている

グラフがその日へ移動し、該当する記録が黄色く強調されます。上のバーに「1/34件」と出ているのは、同じ言葉が34回見つかったという意味です。矢印で新しい順にたどれるので、「前回のラーメンはどうだったか」を続けて確認できます。

日付から探した場合も同じで、選んだ日へ直接移動します。

4. 最新へ戻る。

バーの右の×で、いつもの表示(最新)に戻ります。照準のアイコンは、スクロールで離れてしまったときにジャンプ先へ戻すためのものです。

思ったとおりにならないとき

言葉を入れてもヒットしない

検索の対象は、記録に書いたメモだけです。血糖の値や日付では探せません。「200を超えた日」は言葉での検索では見つからないので、その場合は日付から探すか、統計の画面でベスト/ワーストの日を見ることになります。

メモを書いていない期間は、当然ヒットしません。これから書く分を探しやすくするには、記事05 で扱った粒度で残しておくのが有効です。

その日が見つからない

貯め始めた日より前の日は存在しません。カレンダーで選んでも、データのない範囲になります。

当日を含む期間で統計を出したい

統計や AGP の期間指定は、終了日が「昨日」までです。進行中の日を混ぜると、その日の分母が中途半端になるためこうなっています。今日の分を見たいときは、トレンドの画面で直接見てください。

使える範囲

時間検索は無料の範囲で使えます。Guruko Pro が要るのは、ウィジェット、Apple Watch、ロック画面表示、ヘルスケアへの書き出し、レポート出力です。

90日以内の振り返りなら、公式アプリのレポートでも同じ目的を果たせます。日内パターンも入っているので、期間が短いうちは無理に移行する必要はありません。

そして、この記事も Guruko も、治療の判断には使えません。センサーの値と体調が合わないとき、低血糖が疑われるときは、公式の機器と医療者の指示に従ってください。

今日、1語だけ検索する

長い言葉を考える必要はありません。

自分の記録に書いた言葉を1つ、検索欄に入れてみてください。「ラーメン」でも「walk」でも構いません。ヒットした日のグラフが開けば、それで今日は終わりです。

1回通れば、次からは「あの日」を思い出す必要がなくなります。言葉のほうが日付より覚えているものです。

Guruko について

Guruko は、FreeStyle Libre の血糖を LibreLinkUp 経由で受け取り、90日の上限なく端末内に蓄え続ける iPhone / Apple Watch 向けのビューアです。長期の蓄積・グラフ・統計(TIR / GMI / CV / SD)・AGP・時間検索・CSV 書き出しは無料で使えます。

Guruko は医療機器ではありません。本記事は記録の残し方と読み方を扱うもので、治療の判断には使えません。センサーの値と体調が合わないとき、低血糖が疑われるときは、公式の機器と医療者の指示に従ってください。FreeStyle Libre / LibreLinkUp は Abbott Diabetes Care の商標で、Guruko は Abbott の公式製品ではありません。